メタボリックシンドロームは、おなかに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」と糖尿病や高血圧、高脂血症といった「生活習慣病」が重なった状態をいいます。
生活習慣病って??
毎日の食事の内容や運動などの活動、喫煙や飲酒の習慣、休息などの生活習慣の積み重ねが原因で発症する病気の総称です。
病気として発症する前に自分で気づくことは難しい場合がほとんどです。そこで、病気になる前の段階で気づくきっかけとなりうるのが健康診断なのです!
健診でメタボチェック!
将来、自分が生活習慣病を発症するリスクがあるのか、注目して欲しい5つの検査項目をご紹介します。
CHECK ① -BMI-
・肥満度を表す指標です。
・BMIが25を超えると、糖尿病や高血圧など生活習慣病のリスクが2倍に!
CHECK ② -血圧-
・高血圧になると動脈硬化が進み、脳や心臓の病気につながるといわれています。
CHECK ③ -血糖値-
・「空腹時血糖」「HbA1c」の2つに結果に注目。
・血糖値が高いと血管が傷ついて動脈硬化を引き起こし病気のリスクが高まります。
CHECK ④ -中性脂肪-
・中性脂肪とは、血液中の脂肪のことです。
・増えすぎると肥満や脂肪肝、動脈硬化の原因となります。
CHECK ⑤ -コレステロール(LDL・HDL)
・動脈硬化を進行させる原因になる「LDL」
*数値が高いと注意!
・増えすぎたコレステロールを回収し動脈硬化を防ぐ役割をする「HDL」
*数値が低いと注意!
健診は受けた後が大事
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常などの数値が高くなっていた場合、そのままの生活習慣を続けていたら、糖尿病、脂質異常症などの病気に進みます。
自分の健診結果を確認して、正常範囲を超えていたら(B判定・C判定)黄色信号です。生活習慣の見直しが必要です。
病院に行くように書かれていたら(D判定など)赤信号!検査や診察を受けましょう。
最後に
生活習慣病は日本人の死因の半数以上を占めています。
なかでも心疾患や脳血管疾患は「動脈硬化」が要因となる病気で、自覚症状がないまま徐々に進行し、発症した時には命や後遺症にかかわります。
重大な病気を引き起こさないために、健康診断で定期的に身体の状態を確認することが重要です。
健康診断結果を受け取ったら、まずは生活習慣病と関わりが深い5項目に注目し、数値をチェックしてみてください。
今年はオンライン面談のときに一緒に健康診断結果を確認します!